術後の新型コロナワクチン副反応
現在は4月2日の昼過ぎである。新型コロナワクチン3回目接種から、ほぼ24時間たったということになる。
現時点での副反応としては、接種部位の痛みと腕のだるさが感じられる。全身だるいといえばだるい気もするが、私は常にだるいので、副反応とも言い切れない。いずれにしても、接種翌日起き上がれなかった2回目接種後と比べると格段に楽ではある。
しかし、今朝からとにかく鼻水が止まらない。私は軽い花粉症で、シーズンになると目がかゆくなったり、くしゃみをしたり程度はある。とはいえひっきりなしに鼻をかまないといけないほどひどくなるのは、1年に1度あるかないかなのだ。
調べてみると副反応として鼻水を訴える人もいるそうなので、もしかしたら副反応なのかもしれない。花粉シーズン真っただ中でもあるし、単に花粉症なのかもしれない。何とも言えないところだが、甲状腺の手術で副反応がひどくなったとか、私の場合そういうことはないと言っていいと思う。
甲状腺に限らず、全身麻酔下で手術を受ける場合、一般的に手術前1か月~手術後2週間は予防接種ができないそうなので、手術とワクチン接種が重なりそうな方はご注意ください。
手術前後の新型コロナワクチン接種
私の住む自治体では、2月に入ってから新型コロナワクチン3回目の接種券が送られてきた。
主治医に確認したところ、手術まで1か月を切っている場合は接種できないという。手術予定日は3月2日、ちょうど1か月を切ったタイミングだ。なので3回目接種は問題がなければ術後2週間を過ぎてから、ということになった。
その後無事手術を終え退院、術後の検診で特に問題もなかったので、3月28日の週からなら接種OKに。1・2回目もお願いしたかかりつけの眼科で4月1日に接種することになった。
そしていま、リアルタイムで4月1日の17時過ぎ。1時間半ほど前に接種を終えてきた。打った瞬間から腕が急にだるくなったような、しびれるような感覚があり、それは今も続いている。
2回目の接種後は発熱は38度弱とそれほどでもなかったが、地球の重力変わったのか?ってぐらい全身がだるくて、接種翌日はほぼ使い物にならなかった。全身麻酔下での手術から約1か月というタイミングでの今回の副反応、はたしてどうなることやら。何かあったら備忘録としてここに書いておくつもりです。ちなみに3回ともファイザー。
甲状腺腫、摘出してよかった?
甲状腺腫と片方の甲状腺を切除する手術をしてからおよそ1か月が過ぎた。
前回も書いた通り、現在は手術前と変わらない日常生活を送っている。手術前と変わったことといえば、例えば以下のような感じだろうか。
・首からあごにかけて、しびれたような感じがする
術後すぐは全体的に違和感があったが、今は腫瘍と甲状腺を切除した左側のみ。とはいえ少しずつ元に戻りつつある。
・手術箇所の傷
たまにピリッと痛みが走る時はあるものの、普段は痛みは感じない。ただしひきつるような感じがすることはある。普段は保護テープを貼っているのであまり傷跡をまじまじと見ることもないのだが、術後よりは確実にきれいになってきていると思う。年をとると傷の治りも遅くなるので、若い人なら傷跡が目立たなくなるのも早いのでは?
つまりは手術して何か劇的に変わったとは言えない。体調はよくも悪くもなっていない。ずっと低空飛行である。
その上で手術をしてよかったかというと、少なくともやらなければよかったとは思っていない。腫瘍が気管を圧迫しているのはCTを撮ってはっきりわかったし、放っておいてもいいことはなかっただろう。
ただ、仮にもう片方の甲状腺に同じように良性の腫瘍ができたとして、もう一度手術するかと言われると、正直やりたくはない。このままだと命にかかわるとか、手術したら元気になるとか、そういうわかりやすさがあれば手術すると思う。しかし私の場合は何の変化も(今のところ)感じられないので、また1週間入院して、全身麻酔して……というのは気が進まないのだ。いくら良性の腫瘍といっても、全身麻酔での手術というのはやはり大変なのである。
そうは言っても、医師から手術をすすめられたら、基本的にはした方がいいとは思います。私のはあくまで素人の感想に過ぎないので。
術後初の検診
退院してちょうど10日後、手術後初となる検診に行ってきた。手術からは約2週間後となる。
まずは血液検査で、甲状腺機能が低下していないか確認する。私のように片方の甲状腺だけ切除した場合、影響が出ることは少ないという。ただし絶対ではないので、もし機能低下が見られたらホルモン剤を摂取するなどしなければならない。
幸い結果は問題なしだった。主治医が言うにはこの時点で問題がなければ、8割はこの先も大丈夫とのこと。また傷跡がむくんでいるものの、これは3~4か月かけておさまっていくそうだ。
というわけで術後初の検診は無事クリア。次回は5月末ということになった。
実際にこれを書いているのは術後4週間たった時点なのだが、現在はほぼほぼ手術前と変わらない状態まで戻っている。甲状腺と腫瘍を摘出した側の首からあごにかけて、しびれたような感じはまだ残っているものの、それ以外は全く問題なし。
ちなみに甲状腺の手術をすると首や肩のこりに悩まされる人が多いそうで、私も入院中からストレッチなどを推奨された。しかし私はもともと1年中首肩はガッチガチなので、特に手術したからひどくなったという感じはしない。ついでに言うと体調は悪くもないがよくもない。そういうところもひっくるめて手術前と変わりなしであります。
入院時役に立ったもの、立たなかったもの(2)
前回に引き続き、入院時の持ち物について。
【持っていかなくてもよかったもの】
・ペットボトルストローキャップ
ペットボトルのキャップをこれにとりかえれば、寝たままの状態で飲めるというシロモノ。これは便利だ! と飛びついたのだが、結果的に全く使わなかった。手術翌日から普通に歩いたりできたので、使うまでもなかったのだ。これ自体は便利だと思うので、手術後しばらく起き上がれないような人にはあるとよさそう。
・ドライシャンプー
シャワーNGの時に使ってみたが、いまいちさっぱりしなかった。メントール配合のものを選んだらよかったのか?
【持っていったほうがよかったもの】
・時計
スマホで事足りると思っていたのだが、手術前にスマホを貴重品として預けてしまったら、時間がわからなくて結構困った。時間を確認しなければならないケースも意外と多いので、あったほうが何かと便利。
・現金(小銭)
支払は全てカードで済ませるつもりだったので、現金はテレビカードが必要になった時用に1,000円しか持っていかなかった。ところが手術前、貴重品を預けるロッカー代100円が必要(取り出す時に戻ってくるシステム)だと言われてしまった。仕方なくコンビニで水か何か買って1,000円札を崩したが、まさかこんな形で現金が必要になるとは思わなかった。知人にこの話をしたら「どうせ後で戻ってくるんなら病院が出してくれてもいいのにね」と言われたが、確かにそう思う。
あれこれ書いてきたが、入院する病院にコンビニが入っていたら、必要なものはだいたいそこで買えたりする。またパジャマやタオルはもちろん、洗面用具もレンタルできる場合もあるので、あれもこれも持っていかなくちゃ! と頑張って用意しなくてもいいかもしれない。持ち物は少ないに越したことがないので。
入院時役に立ったもの、立たなかったもの(1)
1週間程度の入院、何を持っていくべきかというのはネットで調べればいくらでも出てくるし、私もそれらを参考にした。なので今回は、実際に私が持っていってよかったもの、持っていかなくてもよかったもの、さらに持っていけばよかったものを記録しておきたいと思う。
【持っていってよかったもの】
・トートバッグ
今回ダントツで役に立ったのがこれ。検診で外来に行く時、またトイレやコンビニに行く時などにスマホなどを入れて持ち歩いていた。ベッド脇にカギがかかる引き出しがあるのだが、いちいち出し入れするのは面倒なので、出歩く際に「なくなると困るもの」一式を入れていたのだ。持ち歩きに便利ならリュックでもエコバッグでも何でもいいと思う。
・延長コード
病室にコンセントがあるにはあるが、ちょうどいい箇所にあるとも限らない。あると安心。
・S字フック
個室でもない限り、荷物を置けるスペースは心もとない。私はいつも使うものをビニール袋に入れて、ベッドサイドにひっかけておいた。かさばるものでもないので、持っていって損はない。
スマホで十分だよという方も多いだろうが、こちらのほうが断然目が疲れにくい。小さな文字が読みにくいというお年頃の方には断然おすすめしたい。スマホと違ってバッテリーもかなりもつので、1週間程度の入院なら充電も必要ないはず。
ちなみに私が持っているのがPaperwhiteなのでこちらをおすすめしたのだが、無印のkindleはエントリーモデルとしておすすめらしいので、こちらから入ってもいいのかもしれない。
甲状腺腫の摘出手術、いくらかかる?
甲状腺腫の手術で入院したらいくらかかるんだろう?
入院前から気にかかってはいたが、こればかりは実際に請求されてみないとわからない。まあ高額療養費制度もあるし、払えない額ではないだろう……と思ってたけど、個室に入っちゃったからなあ。
そして迎えた退院当日。ハラハラしながら入退院受付に行ってみると、さんざん待たされたあげく「今日はシステムトラブルで入院費が計算できないので、後日支払ってください」と言われてしまった。だったら前もって言ってくれよ! と思ったが、どうしようもないのでそのまま退院した。
請求書が届いたのは、退院後2週間以上たってからだった。気になる金額はというと……
約20万円。
内訳は1週間分の入院費と文書料、歯科の診療料金とのことだった。意外だったのは個室料金(いわゆる差額ベッド代)が1日分で計算されていたこと。個室に入ったのが1泊2日だとすると、料金は2日分かかるって看護師さんも言ってたんだけどなあ。まあ安い分には文句ないのでよしとする。
というわけで甲状腺腫で1週間ほど入院する場合、個室に入らなければ3割負担で17万円程度と見ておけばいいのではないだろうか。診療の内容などによっても変わってくると思うので、人によってだいぶ違うのかもしれないが。あくまで参考程度ということで。