甲状腺ひとつ取ってみた

甲状腺腫の手術と入院生活などの記録

甲状腺腫、摘出してよかった?

甲状腺腫と片方の甲状腺を切除する手術をしてからおよそ1か月が過ぎた。

前回も書いた通り、現在は手術前と変わらない日常生活を送っている。手術前と変わったことといえば、例えば以下のような感じだろうか。

・首からあごにかけて、しびれたような感じがする

術後すぐは全体的に違和感があったが、今は腫瘍と甲状腺を切除した左側のみ。とはいえ少しずつ元に戻りつつある。

・手術箇所の傷

たまにピリッと痛みが走る時はあるものの、普段は痛みは感じない。ただしひきつるような感じがすることはある。普段は保護テープを貼っているのであまり傷跡をまじまじと見ることもないのだが、術後よりは確実にきれいになってきていると思う。年をとると傷の治りも遅くなるので、若い人なら傷跡が目立たなくなるのも早いのでは?

つまりは手術して何か劇的に変わったとは言えない。体調はよくも悪くもなっていない。ずっと低空飛行である。

その上で手術をしてよかったかというと、少なくともやらなければよかったとは思っていない。腫瘍が気管を圧迫しているのはCTを撮ってはっきりわかったし、放っておいてもいいことはなかっただろう。

ただ、仮にもう片方の甲状腺に同じように良性の腫瘍ができたとして、もう一度手術するかと言われると、正直やりたくはない。このままだと命にかかわるとか、手術したら元気になるとか、そういうわかりやすさがあれば手術すると思う。しかし私の場合は何の変化も(今のところ)感じられないので、また1週間入院して、全身麻酔して……というのは気が進まないのだ。いくら良性の腫瘍といっても、全身麻酔での手術というのはやはり大変なのである。

そうは言っても、医師から手術をすすめられたら、基本的にはした方がいいとは思います。私のはあくまで素人の感想に過ぎないので。