おちおち風邪もひけない
1週間後、手術の説明を受けるためだけに再び病院へ。入院時の持ち物、提出物などいろいろ話を聞く。現在はコロナ禍ということもあり、感染症関連の質問票が多い。
手術前は禁酒・禁煙というのはまあそうでしょうねという感じだったものの、意外だったのは口腔ケアの徹底を厳しく言われたこと。私は不勉強で全く知らなかったのだが、全身麻酔で手術を受けるとグラグラしていた歯が抜けてしまったりするのだそうだ。また口腔内に菌が多い状態だと、術後肺炎などのリスクが高まるという。手術までに時間のある場合は、歯科検診を受けておいた方がいいかもしれない。
さてこのご時世、気になるのはコロナについてだ。私は入院前日に来院し、PCR検査を受けることになっている。陽性と診断されたらもちろん入院・手術は延期である。この機会を逃したら今度いつ手術できるかわからないので、コロナで門前払いという事態はなんとしても避けたい。
「コロナはもちろんですけど、風邪にかからないように注意してください」
えっ、風邪もダメなの? なんでも軽い風邪の症状でもやはり術後肺炎のリスクが高くなるので手術は延期するのが一般的なのだそうだ。
「なるべく外には出ないでくださいね」
そうね……そうしたいのはやまやまだけど、入院まであと1ヶ月弱、外に出ないって言っても限界があるよね……。私は自宅が仕事場なので引きこもろうと思えばまあ何とかなるわけだけど、夫はバリバリ通勤しているわけですし……(テレワークができない職種)。
うちはまだ夫婦2人暮らしなのでどうにでもなるけど、小さいお子さんのいるご家庭とかは本当に難しいと思う。全身麻酔で手術するって大変なんだなあと改めて思い知った。