甲状腺ひとつ取ってみた

甲状腺腫の手術と入院生活などの記録

手術前最後の検査

手術を翌週に控えた2月末、手術前最後の検査のためにクリニックに出向いた。手術に関してもろもろ説明もあるため、夫同伴である。

まず採血とエコー検査。余談だがこの日私はうっかりハイネックを着ていってしまい、エコーを撮るのに若干苦労した。甲状腺を診てもらう時は襟ぐりが広い服装を。忘れないようにしたい。

それから主治医による説明。甲状腺腫は大きくなっていないし、血液検査も問題なし。手術に関して、夫に対して改めて説明してもらった。

・病名は「甲状腺濾胞腺腫」、大きさは6cm。腫瘍は良性だが大きいので、甲状腺の左側(左葉)を切除する

甲状腺腫については手術以外有効な治療法はない。腫瘍が増大傾向にあるため、手術しない場合は頸部圧迫感などが悪化する可能性がある。診断確定のためにも手術が妥当(病理診断の結果、悪性と診断されるケースもある)

・予想される危険性は術後出血(緊急再手術が必要だが、手術翌日以降の危険はほぼなし)、反回神経麻痺(声がかれたりむせたりするが、通常3ヶ月程度で軽快)

・。術後甲状腺機能が低下した場合、甲状腺ホルモンの内服が必要

私は事前に聞いていたので、特に疑問点もなく説明書にサインし、予定通り入院・手術に進むことになった。これであとは最後の難関、PCR検査をクリアするだけだ。それが一番難しいような気もするけど……