甲状腺ひとつ取ってみた

甲状腺腫の手術と入院生活などの記録

摘出した甲状腺腫、どんな感じ?

いまだに後悔していることがある。摘出した甲状腺腫をこの目で見られなかったことだ。

手術前、執刀医に頼むのを忘れてしまったので、夫から言ってもらおうと思っていた。しかしそれもすっかり忘れて、部屋を変えてくれと頼んだという……つくづく年は取りたくないものです。

ということで、実際に摘出した甲状腺腫を目撃した夫に、どんな感じだったか聞いてみた。

・まず思ったのは「よくこんな大きいのが入ってたな」ということ。それと同時に「こんなに大きいなら取ってよかったな」と感じた

・大きさはにわとりの卵ぐらい。どれが甲状腺でどれが腫瘍かの区別はつかなかった

・見た目はレバーみたいな感じ。血まみれで、もともとはどんな色だったのかはわからなかった

・手術の説明を受けたときに甲状腺の模型を見せてもらって「甲状腺は蝶ネクタイみたいな感じ」と言われたが、それとは似ても似つかなかった

だそうです。夫も私が見たがることを予想して写真を撮ろうと思っていたそうなのだが、ICUに入る前に荷物を預けさせられたので無理だったとのこと。

後日手術後の検診に行った時、もしかしたら写真だけでも見せてもらえるかと期待していたのだが、結局それもかなわなかった。返す返すも残念である。

甲状腺腫に限らず、摘出手術後の腫瘍が見たい! という方は、手術前に主治医に相談しておくことをおすすめする。何を言っているんだか。