甲状腺ひとつ取ってみた

甲状腺腫の手術と入院生活などの記録

入院5日目

悪い予感というのは当たるものである。

4人部屋に移ったその晩、案の定というかほとんど眠れなかった。お隣さんの唸り声はまだ何とかという感じなのだが、力の限りに絶叫されるとどうしても目が覚めてしまう。これはいつものことらしく、叫び声が響き渡ったところで看護師さんが駆けつけるわけでもない。看護師さんがどうにかできるものではないだろうけど。

主治医チームが休みということで、代わりに回診に来た医師に眠れないと訴えると、眠剤に安定剤をプラスされた。メンタル系のお薬、かなり気軽に出してもらえるんだなあ。ただし薬は手元に置いておけず、時間になると看護師さんが持ってきてくれて、目の前で飲む形になる。

そしてこの日からシャワーOKになった。嬉しいのだがひとつ疑問が。首からまだドレーンをぶら下げているのである。これはどうしたら?

「ビニール袋か何かかぶせて、濡れないようにすれば大丈夫ですよ」

看護師さんはあっさり言うものの、実際にはかなり難しかった。だってこんなの首から下げてるんですよ(以下ドレーンパックの写真を貼り付けます。血とか苦手な方は閲覧注意)

 

f:id:sweet_potato_lovers:20220321134818j:plain

 

お見苦しい画像失礼しました。さておき、ともかくシャワーは浴びたいので、まずは洗髪台でのシャンプーにトライ。やり方を間違えて、パジャマがビショビショになってしまった。シャワーカーテンの理屈と同じで、ケープを洗髪台の中に入れないといけないのね……

気を取り直してシャワー。ただでさえドレーンパックが邪魔なのに、首の傷も濡らさないようにしないといけなくて、やりづらいことこの上ない。ようやくシャワーが解禁になったのに、疲れにいったようなものだった。ちょっと残念。

これは何としても月曜日にドレーンを抜いてもらって退院するしかない……ビショビショのパジャマを身につけながら、固く心に誓ったのだった。